テスラが4680バッテリーセルで新たなマイルストーン達成、コスト効率向上の秘密とは?

2025.04.09

テスラはテキサス州のギガファクトリーで、外部サプライヤーから調達したバッテリーセルに加えて、4680バッテリーセル(直径46mm×高さ80mmの円筒形リチウムイオンバッテリー)を自社でも生産しています。

  • テスラは4680バッテリーセルの生産コストで業界最安を達成し、持続可能なエネルギーへの移行を加速しています。
  • テスラの4680セルは1億個の累計生産を突破し、社内生産の拡大と外部サプライヤーとの連携で効率を向上させています。
  • 2025年には乾式電極製造の完全稼働を目指し、さらなるコスト削減と技術革新を進める計画です。

4680バッテリーセル、コスト効率で業界トップに

テスラは最近、4680バッテリーセル製造の節目をアピールしており、テキサス州のハードウェア製造チームが外部サプライヤーのコスト効率を上回る生産規模にまで拡大したことをレポートしています。

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Credit:Pansonic

数週間前に開催されたテスラの2025年第1四半期全社員会議(Tesla All-Hands)で、CEOのイーロン・マスク氏は、最近達成された数々のマイルストーンを社員に共有しました。そのうちの1つは、ギガファクトリー・テキサス・バッテリーセル製造ディレクターのマイケル・ギルフォイ氏も会議後に繰り言及していますが、同社が製造する4680バッテリーセルが、kWh当たりの製造コストが最も低いバッテリーセルの地位を獲得したという事実です。

マスク氏はこの全社員会議の中で、テスラのサプライヤーの多くがバッテリーセル製造に全事業またはその大半を注いでいるのに対し、テスラは他の複数の事業分野にも注力しながらも、このマイルストーンを達成したことは特に素晴らしいと指摘しました。

ギルフォイ氏のメッセージの全文は、リンクトインに掲載されていますので、リンクよりご覧ください。また、テスラの2025年第1四半期全社員会議の動画も下記よりご覧ください。

ソース:テスラが4680バッテリーセルで新たなマイルストーン達成、コスト効率向上の秘密とは?