米テスラ、中国EVEエナジーとLFP電池調達で協議=関係筋
2021年5月14日
[上海/香港 14日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラは、同社の上海工場で生産するEVに中国電池メーカーのEVEエナジーからリン酸鉄リチウム(LFP)電池の供給を受ける方向で協議を進めている。関係者4人が明らかにした。
LFP電池は、EV用電池に使用する高価な金属であるコバルトやニッケルを使用しないため、より安価に製造できる。だが、LFP電池は1回の充電での航続距離が一般的なニッケル/コバルト使用電池よりも短い。
テスラは既に、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)からLFP電池の供給を受けている。
関係者によると、協議は進んでいる段階で、テスラは第3・四半期中の契約締結を目指している。
ある関係者は、EVEはテスラ向け製品の最終テストを行っていると語った。
テスラとEVEはコメント要請に応じていない。