スマホが情報戦争の“武器”、ITリテラシーが戦況を左右する時代に

2022.04.04

ロシアのウクライナ侵攻により、ウクライナの国民はもとより、世界中の企業が大きな影響を受けている。戦況は日々刻々と変化している状態であるが、世界の経済や産業界に長期にわたる爪痕を残す領域が出てくる予感を感じる。

電子産業やIT産業の企業の中にも、ビジネスを展開する市場、サプライチェーンの見直しを迫られるところが出てくる可能性がある。また、世界中に莫大なエネルギーを供給していたロシアが世界から孤立することで、エネルギー産業のかたちが一変する可能性や、現在のメガトレンドである脱炭素化の潮流に変化が生じる可能性もある。

そこで、今回のテクノ大喜利では、ウクライナ危機が電子産業やIT産業に及ぼす影響を議論する。最初の回答者は、立命館アジア太平洋大学の中田行彦氏である。同氏は、あらゆる産業の企業がロシアへの経済制裁に伴う国際決済システムの変化への対応に迫られる可能性が出てくることを訴えるとともに、誰もが、いつでも情報や映像を発信できるスマートフォンが手元にある時代に起きた初めての大規模な戦争のインパクトを指摘した。

ソース:スマホが情報戦争の“武器”、ITリテラシーが戦況を左右する時代に | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)