トヨタ、日本のロケット開発スタートアップに70億円を出資
2025年1月7日
トヨタ自動車が、ロケット開発のスタートアップであるインターステラテクノロジズに約70億円を投じることが明らかになった。
インターステラテクノロジズが7日、トヨタグループのウーブン・バイ・トヨタを通じて約70億円の出資を受けると発表した。ウーブン・バイ・トヨタから取締役も迎えるという。
これは宇宙産業を育成しようとする日本政府の取り組みが前進していることを示す動きだ。ただイーロン・マスク氏の宇宙開発企業スペースXをはじめ、大企業がしのぎを削る分野で、新興企業が頭角を示すのは依然として難しい。
トヨタの豊田章男会長は、ラスベガスで開催された「CES2025」でのスピーチで、ロケットへの投資を示唆し、ロケットへの関心は輸送手段の革新を目指すより広範な取り組みの一環であると述べた。「モビリティーの未来は、自動車だけに限定されるべきではない」と豊田氏は述べた。
ウーブン・バイ・トヨタの隈部肇最高責任者はCESで「陸海空、いろんなモビリティーを模索していく中の一つの取り組み」と説明。ロケット開発にトヨタのものづくりのアセットがいかせると話した。