イーロン・マスク現実を知る「自動運転は難しいね」

将来的な自動運転技術の実現を目指し、邁進し続けるTesla(テスラ)とイーロン・マスク氏。そんなマスク氏から、ちょと弱音とも聞こえる発言が漏れています。 「ハハ、自動運転ソフトウェアのベータ版はそろそろだよ! 広い範囲の自動運転は、いまあるAIのいろんな部分(の課題)を解決しなければならず、難しい問題だね。こんなに難しいとは思わなかったけど、あらためて考えてみるとこの難しさは明らか。現実よりフリーダムなものはないからね。」 Teslaといえば、現時点では部分的な自動運転を実現する「Full Self-Driving(FSD)」のベータ版を車両に配布しており、次期バージョンの「FSD v9 Beta」ではカメラだけで周囲の様子を検出する「テスラビジョン」が導入されます。しかし、2021年の現時点でも「完全な自動運転」の実現の見通しはたっていません。 なおマスク氏は、ここ数年、毎年のように「今年は自動運転が完成するよ!」と予測/発言しています。 2019年: 「2019年中にTeslaの自動運転は人を超えるかも」 2020年:「2020年に無人タクシー乗れるよ 」 それが今年はトーンダウンした形ですね。 ま、テスラや宇宙開発企業のSpaceX(スペースX)の計画を見ても、マスク氏はビジョンを語りがち&スケジュールが正確でないことには慣れっこですけどね。多少の遅れは織り込み済みですから、いずれ完全な自動運転を実現してほしいものです。

ソース:イーロン・マスク現実を知る「自動運転は難しいね」(ギズモード・ジャパン) – Yahoo!ニュース