なぜトヨタの新型燃料電池バスが「長距離輸送」の常識を変えるのか? 水素の満充填は約10分! バス事業者にも広がる「充電時間と稼働率」の見極めとは
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活躍の場を広げる燃料電池バス

水素で走る燃料電池バスが、従来の路線バスという枠を超え、長距離を走る高速バスや観光バスへと活躍の場を広げるかもしれない。
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トヨタ自動車が2026年10月5日に発売した最新型の燃料電池バス「SORA」は、水素を1回満充填すると300km以上(同社測定の参考値)を走行できる。しかも、水素を満充填するのにかかる時間は約10分だ。
都市間の移動や観光を担うバスでは、車両そのものの環境性能だけでなく、燃料補給にかかる時間や、それにともなう稼働率、さらには供給拠点の整備状況が日々の運行を大きく左右する。電気をためて走る蓄電池式のバスと比較しながら、航続距離の延長がバス事業の未来をどのように切り開くのかを考えたい。
進化を遂げた燃料電池の技術

今回の最新型SORAは、2025年9月にトヨタ自動車といすゞ自動車が発表した、次世代燃料電池路線バスの共同開発の成果である。いすゞが開発した電気バス(BEV)「エルガEV」のフルフラット基盤に、トヨタの燃料電池(FC)システムを融合させた共同開発車両として登場した。外観に「エルガEV」の面影が残っているのはそのためだろう。
動力源には、商用車向けに小型・高出力化した最高出力113kWの「トヨタFCスタック」を搭載。220kW(110kW×2)のモーターと駆動用リチウムイオン電池を効率的に制御することで燃費を向上させた。水素タンクは公称使用圧力70MPaの大型高圧タンクを3本(総内容積471L)採用し、初代から航続距離を約100km延ばす一方、システム全体を屋根上にコンパクトに配置して事業者の整備性も高めている。
安全面では、運転士に異常が起きた際に自動で減速・停止するシステム(DSMと連動するEDSS)に加え、前方の歩行者や自転車を検知する「フロントブラインドスポットモニター」を新たに備えた。車内は段差のないフルフラットフロア構造を採用し、座席配置の異なる都市型や郊外型など4車型を展開する。
技術が大きく進歩したことで、路線バスにとどまらず、高速バスや観光バスへの応用を期待する声が業界内で高まるのも自然な流れといえる。
ソース:なぜトヨタの新型燃料電池バスが「長距離輸送」の常識を変えるのか? 水素の満充填は約10分! バス事業者にも広がる「充電時間と稼働率」の見極めとは(Merkmal) – Yahoo!ニュース



